カナダの先生の虎の巻ウェブサイトが英語学習にすごい使える件。

英語学習のエントリー時期でとても大切だと思ったことを話します。

キンダーからGrade1(5〜6才)、この頃の長男が学校で学んでいたいわゆるお勉強らしいものは、物の数え方、色や形、長い短い、大きい小さいなどのものの概念、それを発展させた簡単な算数などでした。

当時、相変わらず言葉を多く話さない彼でしたが、先生の言うことは理解できていたこともあり、英語力の不足が原因でそれらの授業につまずくことはなかったです。物や事象の名称が英語に置き換わっていないだけで、それらのほとんどの概念はすでに日本語で知っていたのも大きな助けになっていたのでしょうね。

なので、既に知っていることを英語に置き換えるだけという作業は、柔軟な言語習得能力があるこの年齢の子どもにとっては、それほど高いハードルではないのだと思えました。

彼はこの算数のお勉強の時間がとても楽しかったようです。何でも嬉々として取り組んでいました。もともと数字は好きな子どもでした。それに加え、英語が遅れている彼にとって、絵本の読み聞かせや、自然や文化について学ぶ社会、サイエンス系の時間に比べて、理解がしやすかったのだと思います。算数の基礎となる数字や形、長さ大きさの話は、少ない英語力でもとても理解しやすいということですね。

このことは、彼の英語社会生活に「ぼくは出来る!」と思える大きな自信をもたらせてくれました。


「大丈夫って思えるから一歩ずつ確実に登って行けるよ!」

彼の場合は算数だったわけですが、スポーツも良いと思います。とにかく、言語力に大きく左右されない何かを英語でこなしていくことが、自信につながる絶好の機会になるのだな、ということに気がつきました。

〜今回の提案〜
言語力に大きく頼らずに解決できる問題に英語で取り組むことは、失敗しない子どもの英語学習には欠かせない要素!

英語を使いながらの「できた!」という経験の積み重ねが、英語への苦手意識の克服や自信をつけることにも役立つのではないでしょうか。

さて、そのことを踏まえてカナダのウェブサイトをひとつおすすめします。
カナダの学校の先生たちも授業の教材としてこちらを参考にしているという(実際、長男の担任の先生から教えてもらったんですよ♪)、とっても人気のオンライン学習教材サイトです。
IXL Learning http://ca.ixl.com/

ここに、Jr.KindergartenからGrade9(4〜14才)の算数学習カリキュラムを網羅しています。
Jr.KindergartenとKindergartenの内容を見てください。

4〜5才の子どもが学ぶ内容ですから、算数というよりは、数える、大きさを比べる、ものの形、時計の見方、簡単な足し引きなど、日常のごく基本的な知識であることがわかると思います。それを、子どもがゲームをする感覚で楽しく学べるようにとっても良く考えられたサービスです。

なぜ英語学習にキンダーの算数なのか?英語圏のキンダーの子どもが学ぶ算数知識は、英語を学ぶ子どもにとってのごく日常の基本的な英語ボキャブラリー、表現の宝庫なのです!逆に言うと、社会生活の一般常識、いずれ英語社会に出て行くのであれば知らないわけにいかないことばかりです。これは使わない手はないっ!


何問正解できたかスコアも表示、選択肢にある単語の発音を聴くこともできます!

これは間違いなく楽しい英語の勉強になります!!
問題そのものは絵で表示されているから答えは簡単にわかることが子どもにもわかるでしょう。そこがポイントなのです!

あとちょっとのハードルを越えれば問題がクリアできるとなれば、そのあとちょっとの部分=単語を英語に置き換えるという作業が自然と出来るチャンスです。すでに知ってる知識と関連付けながら英単語、英語表現が覚えられることにも大きなメリットがあります。

さらにこのサイトを英語学習に利用するメリットは、これらの出題がネイティブの子どもたちが実際に算数を学ぶ際に登場する表現であることです。出題問題を読む英語力がないお子さんには、親御さんがぜひ読んであげてください。シンプルな英語表現ばかりですが、意外とこのような質問文を的確に作るのは難しいものですよね。子どもに読んであげる大人にも勉強になりそうです。


What color is the circle in the middle?

百聞は一見にしかずです!まずはのぞきに行ってみてください。
http://ca.ixl.com/

英語を勉強しているという意識をしないで取り組むことが大事です!

カナダの学校カリキュラムは日本ほど進みが早くないので、お子さんと同年齢の問題を常にこなせていれば、同時にかなりの理解力がつくと思います。でも、カナダのキンダー(幼稚園生)がやっている問題を、日本の小学生が英語のお勉強に使うのがいいわけですよ!また、このウェブサイトは学校カリキュラムに沿って作られているので、必要知識を一通り網羅しています。きちんとこなしてステップアップしていけば、着実な使える英語力になるところがいいですね。

他にもたくさん、学校教材サイトがあります。
いいのを見つけたらまた紹介しますね♪

ではでは。