Dora the Explorer

話すための英語を学ぶ第一歩は、
「自分が話す言葉とは違う言葉があり、その言葉でしかコミュニケーションができない人がいる。」
「1人の人間が2つ以上の言語を話すことがある。」

という話を、前の記事で書きました。

出来ることなら実際の出会いの中で、子どもたちがそれを体感できるのがイチバンです。
それにプラスして、もし英語のビデオを見るのであれば、うちの子どもも大好きだったアメリカのテレビアニメ、"Dora the Explorer"が、多言語そのものの理解におすすめです。

Dora the Explorer ドーラとABC [DVD 日本語/英語版]


登場する主人公の女の子Doraは、8才の英語−スペイン語バイリンガルの女の子です。
仲良しのお猿さんBootsといっしょに冒険をします。

この番組の特徴は、

  1. 毎回決まったパターンで冒険が進むので、ストーリーがわかりやすい
  2. 決まったセリフの使い回しをしているので、英語もわかりやすい
  3. Doraがバイリンガルであり、スペイン語しか話さないキャラクターも登場
  4. 視聴者もいっしょにセリフを言うような、参加型の工夫がある

英語を学ぶ子どもが得られる、この番組ならではのメリットは、

英語がわかる!わかった!という気持ちが持てる
人によって違う言語を話すこと、2ヶ国語以上の言葉を話すことがわかる

ということだ思います。しかも子どもが楽しみながら♪

全部のストーリー展開に共通しているパターンが子どもが安心して見れる秘訣なのでしょうね。おかげで、何度か見ているうちにストーリー背景の大部分に関して予測がつき、場面場面でのキマリ文句も自然と聞き取れるようになります。

カナダに来た当初は、わたしにも唯一理解できるテレビ番組だったので、見ていてわたしも楽しい、というか快感でした♪
そういうのって続けていくためのモチベーションに欠かせないですよね。

冒険ストーリーは、いつも何か問題が起こることから始まります。たいていは、誰か困った人が出てきてそれを助けるため、ある場所へ向かって冒険に行く、というものです。目的地が決まると、Mapと呼ばれるキャラクターが呼ばれ、Mapが目的地への道順を説明します。道中、おなじみのサブキャラクターが登場します。目的地にいよいよ到着する頃になると、毎回いじわるキツネのSwiperが出てきます。それをうまくクリアしてゴール!!We did it!!の音楽が流れてみんなでダンス♪ちゃんちゃん。

子どものことを良く考えて、とってもよく作りこまれています。

対象年齢は〜8才とあるけど、夢中になれるのはもっと低めの3〜5才くらいだと思います。
現在の英語力を気にせず、ドーラの冒険をいっしょに楽しめる年齢の子どもに見せてあげたいです。

できれば親御さんもいっしょになって参加しながら見れたらいいですよね。
シンプルで短い決まったフレーズが何度も登場するので、頭の中でいちいち英語を日本語に直すことなくいつの間にかわかるようになりますよ♪

  


「ドーラといっしょに大冒険」という名前で日本でも放映があった(ある?)ようです。それではドーラが日本語を話しているようなので、やっぱりオリジナル英語バージョンをおすすめします!!上記のDVDはいずれも日本語/英語バージョンでした。